備忘録
2019.08.01
一貫堂解毒証体質の改善を目指して
解毒証体質改善のために一貫堂竜胆瀉肝湯を以前から周期的に服用してはいたが、重度の扁桃周囲膿瘍による二度の入院を経験し、徹底して取り組むことにした。
処方の基本はエキス製剤で一貫堂竜胆瀉肝湯+補気剤+駆瘀血剤とした。参考にしたのは山本巌先生の漢方関連本すべて、それに『漢方一貫堂の世界』の中で中島随象先生が述べられている「竜胆瀉肝湯は六味丸ですから、両方使う必要はありません」のフレーズも参考にした。六味丸を続服していた時期もあって、体調によく合っていたからである。しかし特に福冨稔明先生の『漢方123処方臨床解説』p.262-277に基づくことにした。
解毒証体質改善薬として一貫堂竜胆瀉肝湯は固定、毎日のトレーニングによる身体的ダメージのリカバリーの意味合いを含めて補気剤は補中益気湯、駆瘀血剤はいくつかのバリエーションをもたせている。例えば桂枝茯苓丸(桂皮末加味)、通導散合桂枝茯苓丸(or腸癰湯)、治打撲一方、疎経活血湯などである。