備忘録
2017.08.15
重度のぎっくり腰に対する鍼灸自験例
身長188㎝の長身ということもあって、30歳代半ば頃から程度はまちまちだが、ぎっくり腰はときどき発症していた。今回のぎっくり腰はとびきり重症、痛くて起き上がることなど到底できない。
程度によっては漢方薬で対処できることもあったが、症状がひどい時は北辰会方式の鍼灸(『藤本蓮風 経穴解説』の著者の方式)と決めていて地元のA先生に助けて頂くことにしている。翌日、息子たちに支えられてA先生の鍼灸治療院へ運ばれる。
凡その体質は掌握して頂いている上で入念な切診・望診を経て、天枢穴が選穴され置針、仰臥位のまま40分程度置かれる。内気功をされる方ならご理解頂けると思うが、置針直後から観光状態(光の残影が湧いて来ては消えていく)になりとても心地が良い。40分後、「少し足臨泣穴も気になるので刺鍼しとこ」と仰せになりながら少し手技を加えて「おぉ嫌な感触」で治療終了。
さてその効果は?
素晴らしい!
普通に立ち上がって歩けるし、ほとんど痛みがないではないか。
これを契機として朝のトレーニングを終えてからの仕事での長時間のデスクワークは腰に大変悪いことを充分自覚した。以後、PCによる編集作業を立位で行うことにしてからは今のところ一度もぎっくり腰を発症していない。