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2025.12.11
第1回日本東洋医学会九州支部6県合同県部会のお知らせ
【テーマ】臨床に役立つ山本巌流漢方
【日 時】令和8年1月11日(日)9時30分~13時
【開催形式】ハイブリッド開催 (現地会場とWEB配信を併用)
【会 場】九州大学病院第2薬局棟2F
福岡市東区馬出3丁目1-1
<教育講演Ⅰ>
山方勇次(勇山会 山方内科医院院長)
「気血水異常の西洋病態と治療法について」9:30~10:40
東洋医学の身体観はその本質が身体を巡る気血水に置く一方、西洋医学は病理解剖に基づいた臓器に置いている。古人が伝えようとした声を分かり易い言葉で翻訳することが、これからの漢方医学の発展には必要である。再現性の高い統合医学を詳しく解説。
<教育講演Ⅱ>
亀尾順子(久留米大学医療センター先進漢方治療センター漢方内科・女性外来)
「女性外来・冷え症の西洋医学的病態と山本巌流漢方治療法について」10:40~11:40
主訴でなくても「冷え」を自覚されている女性は多くおられます。まず「冷え症」の西洋医学的な病態を考え、それに対しどのように山本巌流漢方治療を適応させていけばよいか?の模索につきまして、お話しさせて頂きます。
<教育講演Ⅲ>
惠紙英昭(久留米大学医療センター病院長 久留米大学医療センター先進漢方治療センター教授)
「フクロウ型の多彩な病因と実践的漢方治療法について」12:00~13:00
山本巌が『東医雑録』にフクロウ型と苓桂朮甘湯について詳細に記載している。朝起きが苦手、朝食は入らず、午後から元気で活発になり、夜は元気だが一晩経つと翌朝は倦怠感がありやる気もでず別人のごとく使いものにならない、という病態で、西洋医学的にみれば不定愁訴症候群である。西洋医学的な起立性調節障害の診断が付かない事も多く、外傷や頸椎の異常も多い。今回は多彩な病因を持つフクロウ型の治療法について講演する。
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